一般的なイランイランの精油のテーマは「女性性」「リラックス」や、「ホルモンバランスを整える」といったところでしょうか。今まではあまり興味はわかなくて、手を伸ばすことはありませんでした。
なのですが、ちょっと調べものをしていてWOTEの資料を見ていたとき、イランイランの説明に
「愛し愛される権利があることを見つける」という言葉があり目が釘付けに。同時にハートのあたりがザワザワしている。。
興味がわいたのでイランイラン精油をつけてみました。もちろんハートに塗布・・と思ったはずだけれど、気がついたら喉につけていた。
塗布して5分も経たないうちに、
(ああそうか。そうなんだな)
母親に対する思いについて、突然の気づき。
すごくざっくりご説明すると、母親に奪われていたと思っていたものは、自ら差し出していたことに気がついた、という衝撃でした。インナーチャイルドは母親を喜ばせたくて、愛していることを伝えたくて、自分から渡しに行っていた。そう教えてくれました。
「母を愛していたから渡したかったのだ」愛していることを伝える方法としてそれを選んでいた。
実は母との関係は本当に難しくずっと悩んできたテーマでした。もう亡くなっていますが、まだ拒絶感は残っている。こんな気持ちなのにインナーチャイルドは母を愛していると伝えてきた。ずっとずっと、インナーチャイルドなりのやり方で精いっぱい母を愛そうとしていたのだと気づいた。愛していると伝えたくて頑張っていたんだね。
イランイランの精油を塗布して10分ほどの間の気づきでした。何が起こったのかよくわからないけれど、世界の見え方がまるで変わってしまった。奪われてきたと思っていたものがそうではなかった、という衝撃。それから、インナーチャイルドの切ないほどに母を思う気持ち。
このインナーチャイルドが掴み続けてきたこだわりが、今の人間関係に反映されていることをうっすら感じ始めた。うまくいかない要因は外側ではなく自分の内側にあるのだなぁ。
WOTEのイランイラン精油は
強心作用、催淫作用、多幸感、安眠を促進、感情を感じることにオープンになる等
誰かの幸せのために自分の大切なものを差し出すというのは、一見「愛」に見えるのですが、本当のところはそうではないことも。今回母を幸せにしたかったという気持ちに気がつきましたが、母を怒らせないように彼女の気分をコントロールする目的もあったのでしょう。
とにかく、私にとってはインナーチャイルドと話せてよかった。ずっとほったらかしでした。イランイランに限らず、WOTEの精油は「愛から離れているよ」と、きちんと向き合うように、その植物の方法で促してくれるような気がします。
