青いヴェールに包まれて感情の解放が起こった
庭にツユクサがひとつ咲いた・・
まだ子供が小学生の頃、賃貸マンションの1階に住んでいました。
春の日、学校に子供たちを送り出した後、
ふと庭を見るとツユクサがひとつ咲いていました。
少し雨が降っていたのですが、近くでツユクサを見たくて庭に降りてみました。
傘をさしてツユクサのそばにしゃがみこんだ途端、
フワッと大きな青いヴェールが私を包み込みました。ツユクサの花弁が大きな布になったような
大きな大きなヴェールが私をすっぽり包み込んだ感覚でした。
ツユクサの青いエネルギーに包まれて
何が起こっているのかわからず動揺していると同時に、心の底にしまっていた悲しさやつらさがダムの決壊のようにあふれてきて、ひとしきり泣きました。つらさを抑圧していた自覚もなかったのですが、勝手に涙があふれてくる。
本当にやりたいことをやめてしまった・・悔やんでいたり、つらかったり、そんな感情が流れ出し浄化されていったのだと思います。
この時感じたのは、辛かったことはあまり思い出したくなくて抑圧しているけれど、そこにはいっしょに「温かなこと」がしまい込んであるものだな・・ということでした。
つらかった感情といっしょに蘇ってきたのは、温かな人たちとのちょっとした会話や、投げかけられた慈しみの言葉、慈愛のこもった眼差し。そして自分が本当に好きなものを楽しんでいた思い出、頑張っていた誇れる自分。
つらいこともあったけれど、たくさん助けてもらっていたんだなぁ。
再確認してひとつブロックが外れた出来事でした。
ツユクサの花のヴェールは私を解放してスッと消えていきました。はっと我に返り、目の前のツユクサの花をまじまじと見ました。
それ以来植物の本当の姿を見たい、声を聞きたいという気持ちが強くなりました。目に見えている花の姿を超えて、別の次元にも生きているのだと思っています。植物の知性、叡智に学びながら人間も変化していくのでしょう。
